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2005年03月04日
最近のPC市場をめぐる状況
最近のPC市場では、ついに8万円以下の価格帯へと価格競争が移ってきたと話題になっている。しかし実際にはこれはまともな競争の結果ではない。大手のPC系ニュースサイトは決して書けないであろう状況があった。
コンパック・ショックの後、PC市場は一旦、価格競争の波にさらされ、PCはオールインワンパッケージで10万円以下へと変わっていくかのように見えた。実際、そうなるはずだった。ソーテックや高木産業はその変化を読み取っており、順調に売上を上げていくようだった。今のeMachinesのように。
しかし、日本の大手メーカー、NEC、富士通、東芝、SONYなどの中で、その市場を閉め出すカルテルが成立する。その後は10万円以下の価格帯でオールインワンパッケージを売り出すことは無かったのである。また、大手量販店はソーテックを積極的に売ることはできない。必ず大手メーカーの粗利がソーテック以上に設定されているからだ。これは現在もそうだ。
そんな閉塞的な状況の中で、eMachinesは特約店を利用することによってこれを突破し、DELLは強力なプロモーションと思い切った価格設定でシェアを切り取っていく。もはや日本メーカーが頼ってきた販路を押さえるだけではシェアを保てないというぎりぎりの状況まで価格を高く保ってきたわけだ。そこにははっきり言って競争の発想はない。お互いのシェアを奪うために抜け駆けをすることはしません、という状態だったのだ。それでもなんとか黒字を保てるかどうかくらいのところが日本のメーカーなのだが。
やっとそのカルテルは破られた。あるいは切り下げられただけなのかも知れない。外的圧力によってようやく市場に競争がもたらされたというところではある。今まで大手メーカーのPCを購入した人には大変気の毒なことだが、いままで不公正な価格を保ってきたPCが、ようやく適正な価格へと変わっていくようである。
投稿者 so-go : 2005年03月04日 06:26
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