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2005年08月16日
案外自然に進んでいるメディアリテラシーの浸透
ここにきて、総選挙を迎えるに当たって、マスメディアを通じて得た情報に対して、それを自らの元で検証して立ち位置を決めるという人がかなり増えてきているということを感じる。
実際のところ、マスメディアは多かれ少なかれ世論を操作しようとする。そして今までずっと大多数の人々はそれに操られてきた。戦時中にあった情報統制の主体が軍からメディア自身に移ったことでそれが公平中立のものであると錯覚させられてきた。
マスメディアの情報量は膨大なように見えて、実はかなり圧縮され、ディテールが極端に損なわれている。その際に必要な情報とそうでない情報という仕分けが、情報を正しく伝える為ではなく、各メディアの世論操作の目標に従って行われているということがあり、我々は正しい情報を偏りなく得ることは出来なかった。
インターネットが、伝達できる情報の量を無制限にしたことでどこかで誰かがマスメディアによって省かれた情報を手に入れてくる。その情報は各個人の営利に依らない伝達によって広まり、人々によって重要性、正確性が量られる。
そのインターネットの普及が、それによってより正しく情報を得た人々を各個人の属するコミュニティに送り込むことになり、結果的にそれぞれの会社、学校、各団体の中へもマスメディアだけに依存しない情報を届けることになる。
未だにインターネットがそれほど完全に普及しているわけでもないし十分に活用されているわけでもないが、ラストワンマイルの情報伝達が口コミによって行われることが出来る程度には普及してきている。情報化社会の恩恵という点では、インターネットの普及率以上に大きな影響を与えていると言える。
これらの流れが、マスメディアへの懐疑というものを生み、マスメディア信仰の度合いは以前に比べれば格段に低くなってきた。若者を中心に各個人が自分自身の意見をこそ重要視するようになってきたのはこのことが関係しているだろう。
意外にもメディアリテラシーの浸透は教育改革だとか市民運動のようなムーブメントに依らずに社会の変化の中で自然に起こっている。いちいちマスコミの罠だなんだと声を上げずとも大丈夫なのだということで、割といい状態に来ているのではないかと感じる。
投稿者 so-go : 2005年08月16日 19:14
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