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2006年08月12日
AMDが負けた領域
PC向けフラッグシップでIntelに大きく水をあけられたAMDだが、AMDにとってそれほどまでに壊滅的打撃ということになるのだろうか。
サーバー、HPCではメモリアクセス性能の高いOpteronが未だに強いことには全く変わりない。ましてやPC向けですら64bitでは差が縮まっているのだから、この分野はAMD有利は揺るがない。
PC向けではハイエンド・パフォーマンスデスクトップで大きく差をつけられたため、アセンブリ市場ではIntelがかなり有利になっている。その印象が波及しているせいでAMDは危ない、潰れそうなどという見方すらする人々もいる。
ミドルレンジでは大幅な値下げに踏み切ったことで性能的に互角となったが、このタイミングでプラットフォームの移行を急速に進めていることに危惧を抱く人もいる。しかしアセンブリ市場ではそうだが、OEM市場ではそこまで影響しない。むしろDRAMの変更により逆にOEMにとってはやりやすくなった部分のほうが大きいのではないだろうか。
ローエンドでは明確にAMDが優位となってきたように思う。Core 2 Soloが出てくればわからないが、今のところはPentium4/Dに対してAthlon64は魅力的だ。ただ、AMDはローエンドとミドルレンジの中間くらいにラインアップの穴があって、それが利益を削ぐことに繋がる可能性は考えられる。Athlon64 X2 3600+を用意しているのはその対策ということになるだろうが、性能的に辛いかもしれない。しかし全体的にそれほどダイサイズを割かずとも十分に渡り合っているため、昔のAMDのように酷い状態にはならないはずだ。
モバイルではもともとIntelがかなり強かった。それは変わらないはずだがここへ来てTurionのOEMは好調のように見える。何が作用しているのかははっきりとはわからないけれども。
こうして見るとAMDが明確にとられたのはハイエンドデスクトップPC向けだけで、全体から見ると数としてはかなり少ない。確かに利益率の高い領域だが、その上のHPC、サーバー市場が堅調なため、そこまで壊滅的な打撃というわけでも無いだろう。来年前半のHound投入まで耐えればいいのだから、抜きつ抜かれつのハイテク業界では別に珍しいほど長期に渡る低迷ということにはならない。AMDが潰れるのではないかというような考えはただの妄想に過ぎないだろう。
投稿者 so-go : 2006年08月12日 19:05
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