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2007年06月17日

消費電力とスペースという要素

最近、会社のPCをエプソンダイレクトのST100にリプレースしようと画策しているところなわけだが、単純に効果を試算しようとしたら、余裕で通りそうなので時代の変化を感じたりした。

今使っているPCがeMachinesのミドルタワーで、NorthwoodやPrescott世代のものなわけだが、それが24時間稼働に近い形で動いている。ST100に置き換えた場合電気代だけで軽く年間5000円以上も浮く計算になり、現在のPCの寿命時期を3年と見積もっても、省スペース効果とその後2年ほどの耐用年数があるとすると、今すぐ迷わず導入すべき、という結論にしか達しなかったりする。

恐らくいくらかの事業所でも同じような状況があるとすると、省スペース、低消費電力PCの需要はこれからかなり大きくなってくる。今はエプソンほど思いきった商品が国内大手からは出てきていないが、これから数年の間にこぞって参入してくることは必至なのではないかと。

ビジネスPCというのは多くの場合、エントリークラス以上のCPUパワーもグラフィック能力も大容量ストレージも拡張性も必要としない。すると省スペース、低消費電力というユーザー側のコストを下げる要因が、極めて少ないコストで実現できる状況が出来つつあると言って良い。

うちの会社のように極端な状況でなくとも、もうすぐリプレースの波が来ると思われる。巨大な市場であるオフィスPCがその流れになると、PC業界全体はかなりの激変があってもおかしくないのではないだろうか。具体的に言えばNEC、富士通、東芝、あるいはAcerやASUSTekのように基幹技術をもって対応できそうなメーカーと、Dell、HPのようなすぐに対応できなさそうなメーカーとでは分かれてくると思えるわけだが、どうだろう。

投稿者 so-go : 20:19 | コメント (0) | トラックバック

2007年06月04日

敢えてConroe-Lに注目

ここ数ヶ月の間にCPU関連ではだいぶ面白い話が出てきた。PhenomシリーズやPenryn絡みの話ももちろん面白いけれども、前から言っていた通り、マルチコアの派生品としての低コスト、低消費電力のCPUがPCの最低価格を下げることになるということがPC業界全体にとって大きな意味を持つだろうということで。

その流れを作っていく最初の大きなトピックがこのConroe-Lなんじゃないかという。実際にCeleron400シリーズはリテールクーラーの厚さがだいぶ薄くなり、35WというTDPはminiDTXなどでも搭載できるとされている値に収まっている。

PCの最低価格帯において低価格化のネックはもはや主要デバイスの価格ということではなくてトータルの設計難易度の問題になってきているのではないかという気がしていて、基盤を含めた電源、熱設計の難易度が低くなり、しかもある程度の性能を持ったCPUが最低価格帯で出てきたということは意義深いことのように思うわけだ。

HDDもSSDまでの過渡期として2.5インチHDDの最低価格帯での価格容量比が3.5インチに近づいて来ていることで、デスクトップでもPC全体を含めたコストではクロスが起こり始めていると見る。

無骨なタワー型ではなく売れ筋のスリムデスクトップでコストを下げられるとなれば、これから大手なり準大手メーカーのどこかが最低価格帯に手を出してくるだろう。Celeron400シリーズの発売で材料が揃ってきたと。

もちろんSilverthorneやらSempron2100+のようなTDPレンジのものがエントリーPCクラスに上がってくることもあるだろうし、これまで何年も動きがなかったPCの最低価格帯が今後数年でやっと1段下がる要素としてのCPUは揃ってくる。

Dual Coreの低価格化の陰でまるで目立たないが、自分にとってはConroe-Lが変化の第一歩としての象徴的な存在に映るだろう。

投稿者 so-go : 22:04 | コメント (1) | トラックバック