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2015年10月20日火曜日

レガシーを抱えた「中途半端に成功した企業」のほとんどが負ける

マイクロソフトやグーグルのような世界のトップを走る企業群は、とてもリッチで洗練されたシステムを構築していて、凄いなあ、と思うのだけれど、彼らは彼らで、ライバルにやられそうになりながら生き残るために必死にやった結果、大変な社内改革などを経て今の状況があるわけです。

一方で、この5~20年くらいの間に素晴らしいビジネスモデルや商品をもって起業されたたくさんの企業のうち、IoTやクラウドを十分に活用できておらず、また改革をする必要性を甘く見ていたり、そのエネルギーがない企業たちは、その素晴らしいアイデアが陳腐化したときにIoTやクラウドを活用できているニューカマーに簡単に負けてしまうのが目に見えています。時間と空間の利用効率が圧倒的に違うからです。

スタートアップで新しく組織をつくり、IoTとクラウドを前提として行動することが可能な新規参入者は、後発でありながらコストが低く、生産性も高い可能性がある、というのが今の時代、そしてこれからの時代に起きてくることなのです。

社内のワークフローで紙の稟議書を回す会社、会議資料作成に何時間もかけて、コピーを製本して配布する会社、履歴書をメールで受け取らなかったり、手書きでないと落とす会社。こういった会社は、少なくともそういったことが悪いことであると認識していないようであれば、どう見ても負ける会社です。後から参入してきた、全く同じ事業を行う会社に勝てません。

逆に言えば、今の日本の状況というのは、ほとんどの業種でITリテラシーが高い人間にとっては新規参入のチャンスがあるという極めて特異な状態にあると思っています。しかしあと10年ぐらい経ってもう少しこのクラウド革命の時代が成熟すると、なんとか生き残った既存の企業もほとんどがIoTやクラウドを活用するようになっていると思います。IoTとクラウドをフル活用して経営できそうな人は、そうなる前に起業すれば結構、勝算が立つのではないでしょうか?


2015年10月5日月曜日

情報リテラシー、ITなどの技術へのリテラシーの高さは、経営者にとって競争に勝つ必須要件

「仕事をつくるのための仕事」をさせられて、意味のない場所から給料が出ているという馬鹿げた状況が、こと日本では本当によくあるというのが、私のこれまでの体験や、いろいろな人から聞いたこと、本やその他のメディアで見たことなどから本当により一層よくわかった今日このごろ。

先日、琉球大学でマイクロソフトの澤円氏の講義を受けたときに、彼がいろいろな面で明確に問題点を言語化していたこともあって、これまでそんな理不尽な状況に対して、「仕事」の範囲で自分がしてきたこと、言ってきたことがどれほど甘かったかを思い知らされました。

とはいえ、変えられないものは変えられない。変えることができるものにフォーカスすることが大事。他人を変えて状況を解決しようというのは、不毛な努力だということも、まだ身にしみてはいないけれど理解したので、これまでのように組織や上司にきつい言葉を言って状況を変えようとするのはやめるべきだということはとりあえず理解はしたつもりではあります。

表現が下手くそで前置きがまた長くなってしまいましたが。

そんなこんなで、今、新会社の設立をして、私と組織や上司とのコンフリクトを避けて最大限の成果をあげようという考えでいるのです。心境としては、親から独立して一人暮らしを始めたいという息子のようなものでしょうか。

組織の人数が少ない場合、必然的にコンフリクトは少なくなりやすいですし、知識ベースや情報リテラシー、ITリテラシーの格差に対しての対応がし易い。そうしたことを意識しないままで、なんとなく大きくなってしまった非効率な組織を効率的な組織に変えるのは大変なことです。少なくとも経営者の問題意識と覚悟がなければ、絶対に変わりません。だからこそ現在の市場経済の中でトップは、技術はなくても、知識はなくても別に構わないでしょうが、最低限、技術や知識に対するリテラシーは高くなくてはいけません。

控えめに見ても、私自身は知識や技術は大したことはないですが、情報リテラシーも技術へのリテラシーも高い水準は持っているつもりではあります。また、相手が英語だろうと中国語だろうとスペイン語だろうと、言語の違いから無条件で拒絶するようなことはしないという程度の冷静さも持っていると思っています。

ビジネスが動いている既存の組織には、新しいソフトウェアひとつ入れるにしてもある種の困難が伴うというのは多くの人が知っていると思います。そして、運悪くいつの間にかIT担当にされてしまった人間は、そのときに初めて同僚や部下、あるいは上司や経営者のITリテラシーの低さに愕然としてしまうわけです。

ましてやグループウェアを導入したり、社内のデータをクラウドストレージへ統合したりというと、もはや大した権限も持たない一介のIT担当者には不可能に近いことです。

そうすると何が起きるか。ITやクラウドを駆使した新しい企業や、トップのリテラシーが高く、必要なときに必要な権限を持たせたり強権的にシステムを移行させられるような経営陣をもった企業だけが生産性をどんどん高めていき、それができないリテラシーの低い経営者を持った企業は相対的に没落していく。

別にそれだけのことではあるのですが、ほとんどの中小企業の経営者はそこまでの危機意識を全く持っていないわけで、結果的には日本のほとんどの中小企業はこのままだと5年~30年くらいの間に9割方潰れるということが既に明らかになってしまっているわけで、一人の社会人としてそれにわざわざ巻き込まれるわけにはいかないですし、多くの日本人にはそのような意識は持ってもらいたいという風に思います。

極端なことを言えば、スマホの使い方がわからないから会社から支給されてもろくに触っていない、というようなナメた上司がいたら、その人の下で運命をともにするのは危険で、一刻も早くその状況を解消すべきでしょう。そこまで極端な話でなくても、日常的にそんな場面というのはたくさんあります。

重複した内容を書きますが、経営者はじめ組織の長、リーダーというのはとかく裸の王様になりやすい存在ですから、そこのリテラシーが低いと組織全体の効率が下がるということ、組織の構成員の能力が高いのに組織全体の効率が悪いというのはトップが悪い可能性がかなりあるということを意識しなければいけません。

そうした中で、新たに独立した組織を1から作ることは、クラウドサービスや様々なITソリューションが出揃ってきた感のある今、良いタイミングなのではないかと思うのです。



2013年3月1日金曜日

NTT東のオンラインストレージ、単なるインターネットストレージなら意味不明

NTT東が大容量ストレージを光加入者に安く提供
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/infotech/633626/


【別紙1】「フレッツ・あずけ~る」の概要
http://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20130226_01_01.html


とりあえず現行のDropboxよりは安い価格設定ではあるが、フレッツ光会員専用サービスというところが引っかかる。


インターネット上にあるのであれば限定サービスにする必要はないはずだし、上の【別紙1】の図を見ると完全にインターネット上に置かれているし、当たり前だがフレッツ以外からもアクセスできる。フレッツ光会員に便宜を図る目的ならば会員割引とすれば良いし、もう少し多めの容量を無料にするなどすれば普及させやすく、フレッツの営業上も有利になるはずだろう。


ただ単に小銭を稼ぐために参入したとするならば、限定サービスの意味がわからない。限定サービスとするならば、フレッツからは直通でインターネットを介さずにアクセス出来て速い、くらいのことをすればオンラインストレージとしては格段に面白いのだが、どうやらそんなこともない。


もしNTTコミュニケーションズのようなTier 1プロバイダが普通に参入するのならそれはそれで回線の太さと安定性から非常に意味があるし、NTTコミュニケーションズと太い回線で直結しているNTT東日本が普通に参入するのも別に良いと思うが、会員限定というのでは非常に中途半端な感じだ。


会員だから価格が安い、というところだけであればGoogleドライブやAmazon Cloud Drive、あるいはYahoo!ボックス(これは1000GBを月1000円で提供予定と言っておきながら早2年近くなので詐欺っぽいが)の方がそもそも安いし、無料で使える容量も別に多くない。


おそらくフレッツを退会すると使えなくなってしまうという性質のものだろうから、自分としてはこのサービスはこのままであれば絶対に誰にも奨めない。