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2013年4月7日日曜日

"快適な"デフレに浸かっていたツケは払わなくてはならない

円"雪崩暴落"ソロスの警告 日銀の異次元緩和は「危険な行為」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/finance/644377/


円相場、95円台後半に急落 日銀の金融緩和の新政策発表で一気に3円近く
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/finance/643785/


日銀の新政策発表で東京株が一気に300円上昇 円相場も円安進む
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/finance/643737/


ソロスが予想外のことが起きると慌ててなんか言うのはいつものことなので大袈裟に捉える必要はないが、円が急激に1割2割といったオーダーで下落しかねない状況に突入したのは確かではある。とはいえそれは日本円の価値が不当に下落してきついインフレに突入することを意味しない。デフレで凝り固まった経済システムの現状の深刻さをよく理解しているからこその異次元緩和であると思う。


日本は2009年にも一度、麻生首相、中川財務大臣のもとでデフレを脱却しようとしていたが、総選挙で民主党に政権交代してからデフレは継続、3年半でさらに深刻な流動性低下に陥っていた。問題が深刻になりすぎたことで今回の黒田日銀総裁を生み出すことが出来たと考えると皮肉にも長期的には良い結果だったのかも知れない。


これまでしばらく我々は、デフレの中で安くて質の良いものを買い、銀行預金を最適の投資先として非常にぬるい生活を送ってきていた。それを続ければやがて産業の衰退、失業の深刻化、国力の没落などから危険で不安定な生活へとつながっていく。我々は本来、インフレ税を払い続けなくては産業、技術、文化の発展をさせることは出来ないはずだ。この数年間の間たまっていたインフレ税を一気に支払う時期がすぐにでも来るかもしれない、という話である。


今までたまっていたものを払い終われば、その先は適正な"税率"のインフレ(これが2%というのがアベノミクス)になるのであり、インフレ・円安が深刻化することを心配する必要はない。



2013年2月28日木曜日

自力で持ち直さなければ潰れて当然。特例措置で延命した中小企業

「平成の徳政令」3月末で終了 被災地の連鎖倒産に恐々
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/accident/634140/


中小企業への円滑化法終了、金融庁が相談受付 25日から全国で
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/policy/632576/


金融庁が「資金繰り支援続ける」 円滑化法の期限切れで説明会
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/policy/632278/


もともと円滑化法は金融機関からすればかなりいびつなことを要求される法律であり、また、これが続くようなら中小企業への新規融資については及び腰にならざるを得ないものでもあるため、絶対に長期にわたって続けてはならない法律だった。今後も余程のことがない限りこんな法律を施行してはいけないと思う。


結果的に後に起こった東日本大震災に絡んで偶々効果を上げた面があると思われるので、良かったのではないかとは思う。


しかしこの間に企業は立て直すか倒産・廃業をしていくのかを選択しなければならなかった。経済の状況は変わっていき、景気の回復は時計の針が戻ることを意味しない。その事業が儲からないものであれば、新たな道を探さなければならない。続ける選択をするならば、少なくとも融資を受けようとするならば、自らその展望を示さなければならない。


中小企業は雇用を担っている存在であるから、政府としては同時に大量の倒産が発生することは社会不安や社会保障費の負担などにも繋がるため、避けるようにしているわけだが、それに乗って守られたまま生き続けるのは、やってはならないことだ。必ずどこかの誰かが負担をしていて、いつかそれは消える。


補助金漬けの農業も、被災した自治体も、同じことだ。



2013年2月26日火曜日

リフレで国債金利が急上昇するという幻想

金融緩和さらに加速、強まるリフレ色に市場期待 日銀総裁案提示
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/policy/633430/


実質金利にインフレ率を足すと名目金利になるのでインフレ率を高めれば名目金利が上昇する、という理屈でリフレ政策は金利を上昇させ、日本の場合は累積債務が大きいので財政の急激な悪化に繋がるので良くないというのがリフレ政策に反対する意見だろうと思う。


しかしこういうことを言う人達には、元々深刻なデフレ状態というのがどういう状態にあるのかという考えがすっぽり抜けているように見える。単純にデフレに対する問題意識も現状認識も薄っぺらいんじゃないのか。


デフレ下であっても金融システムの都合上で金利は殆どの場合ゼロより上へと押し上げられている。余程の場合はマイナス金利もあるが、金融が成立しなくなるので長く続くことはないし、大幅なマイナス金利というのもあり得ない。


その状況下で、デフレから脱却した段階で金利は本来あるべきゼロの状態へと移行し、その過程では長期国債の買いオペを行うこと自体が金利の上昇を抑えている状態にある。こうしてデフレ状態は終了し、健全な経済へと戻ることになり、適切な段階で着地すれば急激な金利の上昇もない。


もちろん多少金利が上昇して財政赤字の額面の膨張に繋がることはあるが、それはデフレの害に比べればはっきり言って瑣末な問題に過ぎないと私は思う。