シンガポールの生活インフラは水道、ガス、電気、インターネット、電話、CATV、携帯電話など、基本的に日本人にとって不便を全く感じないほど整っている。水道水の質についても日本と遜色なく、料理や飲用に普通に使うことができる。ここは凄いことだと思う。電気代はおそらく日本よりだいぶ安い。年中熱帯夜なのでエアコンを使うため電気代がかかるので高いイメージがあるが、最近の日本メーカーのエアコンを使えば省電力なのでそんなに負担にはならない。

インターネット及び携帯電話については体裁上は日本と同等以上のインフラがあるようなイメージになっているが、バックボーンが日本に遠く及ばないことでまず日本や欧米にサーバーを持つウェブサイトへの接続は日本より圧倒的に遅い。

Mobileの通信については、3.5G, 14.4Mbpsの高速通信に対応しているが、実感としては空いている時のバーストは速いが、レイテンシがかなり大きいのでちょっとした調べ物などであまり快適では無い。また街中などでは混み合っているせいか結局遅いし、切れやすい。2.4Mbpsや3.1Mbpsのauのほうがよほどサクサク使える。スペック上日本より上でカバーエリアも全土に広がっているら日本より快適とか思うと期待はずれになるだろう。とはいえどこへ行っても通信に困らないというのはよくやっている証拠だ。

携帯電話料金は基本料は日本の半額程度のイメージでいいと思う。例えばStarhubであれば無料通話月100分、月12GBまでのデータ通信(普通に使う分には超えることはまずない)込みで43ドル、2600円くらい。通話料はシンガポール国内であれば固定電話の市内通話の感覚でよく、日本よりはかなり安い。

多くのところでWi-Fiを使うことができるが、自分はスマートフォンと3G回線で事足りていて殆ど使ったことはない。旅行者等のための無料のWi-Fiサービスがあるのだが、速度が遅く、居住者にはあまり意味が無い。うまくできていると思う。

北の方へ行くとマレーシア、南のほうへ行くとインドネシアの電波が拾えたりするが、まあ別にどうでもいい。