2日目。夜中までローミングの設定を調べたりしてグダグダしていて結局朝起きたのが9時半くらいになった。そしてホテルの朝食ビュッフェへ。
ちなみにホテルはGrande Centre Point Ratchadamriというところで、タイのホテルの中では若干値段がするが(とはいえ朝食ビュッフェ付で7,000~8,000円程度)、クチコミサイトでの評判が良かったホテル。短期なのでちょっとくらいは奢ってもいいかと。朝食はまあ、悪くもなく大して良くもなく。種類は豊富でオムレツとか目玉焼きは頼んでその場で焼いてくれるのは良かった。
で、定額データローミングはいろいろインターネットで調べた結果、どうもConexus networkというドコモを盟主とするアジア圏のデータローミングの連合みたいのがあって、シンガポールのStarhubとタイのTrue Moveはそれに入っているということで、ドコモが開発した接続アプリを入れてローミングすれば定額が適用されるということらしく、アプリを入れて外出してみた。アプリのウィジェットにはConexus networkで接続されてるよという表示がされていたが、これでいいのか?と思っていたところ、しばらくしてBTSの駅にいるときにSMSで、定額が適用されますよというメッセージが送られてきた。これで安心だ。ちなみに1日定額15シンガポールドル、だいたい1,000円。
おっかなびっくり使っていたデータ通信もこれで安心して使えるので、適当に使ってみると、こちらの3.5G通信もシンガポールとさほど変わらず快適に使える。ただシンガポールと違って地下でも建物内でもどこでもほぼ繋がるというわけにはいかないようだ。まあそれが普通なんだけど。
んで、2日目のこの日はとりあえず目的もなくMRTのSi-Lom駅へ行くと、トゥクトゥク(屋根付き3輪バイクのタクシーみたいなもの)をやってるおっさんに話しかけられる。
なんかかなり聞き取れない英語を喋る人だったが、チャオプラヤー川にボート乗りに行くのはどうかと言われたので、それも昨日推められた中にあったなと思って、トゥクトゥクで船着場へ向かうことに。
道中なんか観光案内的な、右に見えるのがあれで左に見えるのがなんだといろいろなことを言ってくれるのだが、ドアのないクルマで走りながら聞き取りづらい英語で喋られても全くわからない。
んで渋滞とかもけっこうすり抜けて、ほどなく船着場へ着く。ボートは1時間1500バーツだったか。思ったより高いなと思ったが、20人乗りくらいのボートで自分1人と船頭1人だけという贅沢。100バーツでSinghaビールを買って乗り込み、呑みながら行く。
きったない川の水がバシバシ跳ねてきて、最初はちょっと不愉快。もし行く人がいたら濡れてはいけないような服や大事な服では絶対乗らないように強く薦めたいところだ。万が一ビールに入らないように手で塞ぎながら行く。
一応周りの観光名所は見れたが、それより何より興味深かったのは運河にある家々。使い方としちゃ水の都ヴェネツィアと一緒だと思うのだが、水側の玄関が朽ち果てていたりとか、床が落ちているのにその上に洗濯物が干してあったりとか、ちょっと切ない感じだった。
リバークルーズから帰って、またトゥクトゥクに乗り、今度はGolden Buddhaとやらへ行く。さほど興味があったわけでもないが、まあ拝んでやろうかと。
4階にGolden Buddha、その下に博物館という建物で、参拝料が40バーツ、博物館の入場料が100バーツだったと思う。ケチる金額ではないので買ってとりあえずBuddhaを見に行く。はっきり言って無駄だった。こんなもんになんの有り難みがあるのか。詳しくはないから見当違いのことを言っているかもしれないが、造形も仕上げも良くないし、建物の作りも良くない。
2階の博物館はタイ(というかシャム)の歴史がよくわかって面白かった。交易都市としての成り立ちや、世界大戦の壮絶な中で独立を保ったことなどの詳細が説明されていた。
その日の夜はSi-Lomの方へ行って、カラオケの呼び込みに声をかけられたので断るつもりで飯食って酒飲みたいと言うと、系列のバーがあってタイ料理も食べられるというので、その呼び込みのバイクに乗って行ったところ、なかなか当たり。スペアリブと蟹チャーハンを頼んでビールを飲む。シンガポールに比べるとやはりだいぶ安い。
そんな感じでけっこう酔っ払って2日目が終わる。続く