自由というのは哲学用語では、「他人に支配されず自分の本性に従って生きる」ことだということだが、そうではなく一般的な意味での自由、つまり「思うままを行う、実現する」ことの方を念頭に置いて。
自由に生きるために一番簡単なのは、十分なカネを持つことだろう。十分というのはいくらぐらいのことなのかと言えば、それは途方も無い金額のことになってしまう。だから、どこかで妥協することになる。それは5兆円なのか、100億円なのか、6億円なのか、1000万円なのか。
カネを稼ぐためになるべく自由を犠牲にしなくて済む状態を作ることが自由に生きるための道になるはず。短絡的に言うと、少ない苦痛や時間でカネを稼ぐことで、自由を増やせる。
そのために必要なことは、知識や技術、知的財産や地位・名声、健康と体力といったものになってくる。最終的に自由に生きることが目的であることを忘れてそれらを追い求めてはいけない。
それから、自分が何をしたいのかを知ることだろう。簡単な例にすると、「一生この最上級和牛ステーキを食べて生きていきたい」ということがわかったとすれば、そのために必要なもののイメージが出来る。カネだったり、歯の健康だったり、その他いろいろな要素があるだろうが、目的がはっきりしていれば間違って山奥に豪邸を建てたり、東南アジアに移住したりして好きなときにうまいステーキが食べられなくなってしまうようなことは無いだろう。