那覇第2滑走路に200億円 政府が追加拠出 沖縄県の要望受け
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/620734/
那覇空港第2滑走路の工期を7年から5年に縮めるために追加拠出をするということで、非常に効果的な政府支出と言えると思う。
沖縄はその地理的要件として東アジアの多くの大都市から近いという絶好のハブ空港に相応しい位置にあり、その地理的重要性ゆえにかつて日本からシャムまでを繋ぐ貿易国の琉球が存在し、米軍は非常に大規模な基地をつくり、ANAは物流拠点と設定した。
否が応にもその需要は高まり、早期の空港拡張が待たれるところだろう。国際便が充実すれば那覇は国際都市としてその価値を高める。東京、ソウル、北京、上海、香港、台湾、マニラなどが3時間圏内、バンコク、シンガポール、ジャカルタなどがおおよそ5時間圏内というのは実はとんでもなく利便性の高い場所なのだが、今は直行便はかなり少ない。
そして沖縄の国際都市として発展しやすい要件として、既に小売業やサービス業が英語や外貨に対応していることが多いという点も強い。今すぐにでも国際ハブ都市として爆発的に発展を始めてもおかしくないはずなのだ。
それを見越した上で沖縄には積極的に早期のインフラ整備が望まれる。交通渋滞悪化の恐れもあり鉄道のほうも早期の整備開始がなされるべきだろう。