天皇陛下「国の発展と国民の幸せを」 皇居で祝賀の儀
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/koushitsu/619005/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130101-00000530-san-soci
国が豊かになり、個人も豊かになる。そしてそれぞれの幸せを手にするために生きる。
個人の幸せのために、この日本という国は大いに役に立ってきたことは疑いない。そして現状に大きな不満を持たない人々が過半を占める状態が続いている。
国民の殆どが不満を持たなくなった1980年台以降、これ以上の発展、開発、経済成長など必要ないのではないかといった考え方が出てくる。自分も小学生から20歳くらいまではほとんどそのような考えだった。
しかしこれが大きな間違いで、「なぜ」自分たちが豊かなのか、「なぜ」働けばたくさんのお金をもらえるのか、「なぜ」質の高いものだったり便利なモノを買ったり使ったりすることが出来るのか。端的に表現すれば、発展した伸びしろが発展に貢献した人間に分配されるからだ。
現状維持では、その分配される元となるものが存在しない。そんな経済状態では、いわゆるワーキングプアが大量発生せざるを得ない。どこから給料が出ているかわかっていないと、経済ゼロ成長がその原因であることに気が付かないだろう。
喩えるならば、封建制度下における元寇などの防衛戦争のようなもので、守ることにも多大なエネルギーが必要だが、かといって褒美にもらえるような土地などの成果がないので骨折り損というわけだ。攻めて奪取するか、新たに土地を開墾するかということをしなければ、いくら働いても豊かには慣れない。
国の発展は国民の幸せの原資だ。まさに天皇陛下の言葉はその因果関係をよく表した言葉であり、日本国民に広く届いてもらいたいと思う。