トヨタがHVの使用済み電池使い蓄電システム
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/manufacturer/624429/
記事によるとトヨタの蓄電システムは4月から販売され、電池は10kwhの容量で300万円程度という。
トヨタはHVの使用済み電池を再利用することを考えているが、これは単純にHVに使われている蓄電池というのは大容量蓄電池の中では今、最も「進んだ」もので、質が高いということだろう。そう考えるとトヨタは現在、家庭用蓄電池の分野でもトップに近い技術を一面では持っているということになる。
再生可能エネルギーの泣き所とも言える、太陽光発電や風力発電、潮力発電などの発電できる時間帯の問題や発電量のムラは、蓄電システムによって解決されるのが最もスマートかつ、将来の電力売買が盛んな時代に繋がる方法のはずだ。
もちろん発電所などに大規模な蓄電システムを置くという考え方もあるが、末端側に置いたほうが電圧的にもリスク管理としても都合が良く、また電力自由化の時代に即しているのではないか。
家庭用蓄電池では現在、費用対容量で最も安いタイプのもので4kwhで66万円というのが加地貿易から発売されているが、10kwhという大容量のものは少ない。こうした大容量のものを太陽光発電システムや深夜電力契約と連動させるようなシステムが可能なのであれば、非常に面白い。
ただ、一般に普及するにはやはりまだ価格が下がって欲しいところではある。やはり初めは一部の停電対策などにお金をかけてもいい用途や層に向けたものということにはなるのだろう。