【エコノナビ】「アベノミクス」は経済政策ミックスで
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/policy/619377/
安倍氏が経済を理解しているのかどうかはこの際どうでも良くて、安倍氏はとりあえず官僚以外の意見をもとに官僚の話を否定することができる政治家であることは重要なことだとは思う。
個人や企業にとって、現金を保有して溜め込んでおくことは機会損失であるという当たり前のことが当たり前である世の中でなくてはならない。マネーの価値は一定ではないのだから、設備投資ももちろん大事だしリスク回避のためには金融商品を購入したりすることも大事なことだ。
バブル経済の崩壊が日本の政策にとってトラウマになっているが、バブル経済に突入した需要超過の状態で財政支出を緩めなかったことでオーバーシュートしただけで、その後の低迷はその後の経済政策の失敗であってバブル崩壊のせいではない。
米国も中国も近年、バブル経済状態から財政支出による下支えでのハードランディングをなんとか成功させており、結果として長期的に見れば安定的に経済を発展させてきた。
日本の国の税収ピークは1991年の60兆円だが、バブル経済政策と消費税の増税を伴ってまずはそのレベルの税収を確保し、さらに地方の固定資産税収入を地方交付税交付金の削減へつなげることも出来れば財政はかなり安定する。