改修重荷 給油所廃業が加速 「ガソリン難民」増加の恐れ
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/environment/619965/
これから所謂エコカーがさらに普及してくるにつれ、急激にガソリンスタンドの数は減少していく。ガソリン車の燃費性能はこの10年で1.5倍にもなり、さらにHVの低価格化、EVの商品化も相まってガソリンの需要は一気に低下した。
ここで気になることがあり、燃費性能が向上してはいるがガソリンタンクの容量を減らしている動きが一部にあることだ。
特に象徴的なのはスズキのアルトエコで、ダイハツのミライースのカタログ燃費30km/l に対抗するために車体重量を740kg未満に削る過程でガソリンタンクをアルトの30l から20l に減らしてしまっている。カタログ燃費は30.2km/l とミライースをやや上回っているが、これはまやかしだと言えると思う。
燃費がいいのでガソリンタンクがここまで小さくても実用ベースで300km以上の航続距離になるので実用性としては十分あるとも言えるが、対抗馬のミライースに比べて給油回数が1.5倍以上多くなる。そうなるとガソリンスタンドへ移動するためにもガソリンは必要だし、時間もとられる。もし今後ガソリンスタンドが激減した場合にはこの差がより大きくなってくる。
航続距離で優秀な車というと、軽自動車ではやはりミラやムーヴ、他にはN-ONEなどが優秀で、コンパクトカーではミラージュ、ノート、アクア、フィット・ハイブリッドなどが良さそうだ。