最近のPCやウェブサイトは基本的に白い背景に黒い文字というのが圧倒的に多い。これは白い紙に黒いインクで文字を書くことを模しているのだろうが、もはやタブレット端末等の普及と相まって紙の時代から離脱しつつある我々はこのような無意味なことをやめ、電子的な表示装置に相応しい黒い背景に白い文字を基本とすべきではないだろうか。
昔のPCやワークステーションを知っている人ならわかるだろうが、昔はワープロでも表計算でも黒や青の背景に白い文字というのが当たり前だった。その感覚からすると今の白い画面はギラギラと眩しく見えて仕方がない。
背景を暗く、文字を明るくというのが当たり前になれば様々なメリットがあるため、私はそれを猛烈に主張したい。
まず消費電力の削減に繋がる。これはまずモニタ自体の消費電力が直接的に削減出来るという効果がある。また、オフィスなどの大量のPCがある場所においてはモニタからの発熱が削減されることと、モニタを見ている際にモニタ表示部から受ける輻射熱が減るため、夏の空調にかかる電力も削減され、快適性も向上する。
都市伝説である所謂モニタからの電磁波についても減るはずで、気にしている人にとってはストレスが削減されることと思う。
またスマートフォン、タブレット等モバイルPCに於いて消費電力が削減されるということはすなわち稼働時間の向上やバッテリーの削減、軽量化へ繋がることであり、商品価値を高める事にもなり、非常に重要な市場経済へも波及するメリットがある。
また眼精疲労の軽減に繋がるため、労働環境の快適性の向上による経済的なメリット、疲労の軽減が消費拡大へ繋がるメリット、健康状態の向上による医療費削減効果などのメリットがある。
以上のように非常に素晴らしい効果があるため、脱原発や財政健全化、世界中の人の人生の充実のためにもコンピュータのモニタの背景は暗く、文字を明るい色で、という風に変えていくことを訴えて行きたいと思う。