楽天が実店舗でもポイントの付与、消費OKに 新カード発行で4月にも
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/infotech/635649/
この加盟店というのは多分、現在楽天カードで払うとポイント2倍3倍付けになる店舗のことを言っているのだと思うが、楽天カードでポイント2%付与の店舗であれば、Rポイントカードで1%+別のカードでポイント・マイル獲得、ということも出来るようになるため、楽天カードはポイント2倍の店舗ですら単純な1%ポイントのカードとしての価値しかなくなってしまう。Rポイントカードを作って楽天カードを使わずに他の高還元率カードを使用することが一般的になっていく可能性もあるということだ。
楽天ポイント自体は何でも買えるポイントということで便利なので、小売店としてはインセンティブをつける手段としてはやりようによってはTポイントなどよりも良いかも知れないとは思うが、ポイントが付与されたら楽天にその分の金額を払うとなると、一般的なポイントシステムの税効果も全くないんだろうなとは想像する。
楽天カード事業自体は最近好調であり、グループの主要事業、顧客の固定化に貢献している現状、楽天スーパーポイントがその誘引になっていたことを考えると、楽天カードを使用しないほうが得になる状況を作ってしまうのはあまり得策ではないように思えるのだが、どうだろうか。
もしRポイントカードが大いに普及するようなことがあれば、恐らくその時カード事業の収益は圧迫されているだろうと予想しておく。