中国の理不尽な挑発 安倍政権の尖閣防衛「3つの秘策」とは
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/635624/
記事タイトルに「3つの秘策」と書いておきながら本文では「これとこれとこれ」って書いていないので分かりづらいからまとめておくと、
・与那国島に100人規模の部隊を常駐させる
・下地島空港にF15戦闘機を常駐させる
・自衛隊から退役する護衛艦を海保の巡視船に転用する
というのが「3つの秘策」らしい。尖閣諸島への侵攻に対して効果がある策となるだろう。
下地島というのは宮古島のすぐ西4kmに隣接した伊良部島と道路でつながっているという位置の島で、3000mの滑走路があるというが、島の面積の半分が空港、滑走路は海に飛び出しているという小さな島だ。パイロット訓練場を兼ねて設置された経緯から島の面積・経済規模に比して非常に大規模なため、軍事利用にも耐える規模がある最西端の空港となる。
とはいえ中国としても日本と戦争をしたいわけではないし、裏には中国共産党自身への批判をかわして日本へ敵意を向けさせたいということがある。戦争はしたくないが、民衆の意識上では敵対関係にあるかのように演出し、それによって政権を安定させたいわけだ。
日本としては中国の民衆自身の手で共産党政権を崩壊させ、民主化への道を進んでいただくのが良いため、中国の挑発に対して日本国民を安心させるためとはいえ、こうしたことを大々的に喧伝しながら行うことは、中国共産党の意図に乗って結果的に中国共産党政権を安定させてしまうことになりうる。
だから、与那国島や下地島の策にしても、自衛隊が動けるような状態を物理的・法的に作り上げておいて、静かに淡々と守ることが大事だろう。中国に対して怒り狂った感情を見せるメディアも時々あるが、それ自体が中国共産党の策に乗っていることだと言える。国民全体として冷静に、だがしっかり防衛しなければならない。
【参考記事】
尖閣「強硬論」を強調 中国、国防予算事前公表せず
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/635437/
「尖閣と書いてあるから日本人が高く買う」中国庶民は尖閣よりお金?
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/634222/
照射、サイバー攻撃、接待… 卑劣な”異形の大国”を知る
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/633916/