全日空、ラウンジでの情報サービスを14空港に拡大
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/other/635611/
先日那覇空港のLCCターミナルで、ターミナル内で映像をダウンロードしてその場で見たり機内に持ち込めるという試験的なサービス(DREAM SCREEN AIR)をやっていたのだが、試みとしては面白いと思った。
要はLCCの場合は特に、国内線の場合は機内にエンターテイメントサービスがないしターミナルも簡素なので、それを補完するための低コストなサービスということになり、もし一般的になってしまえば一つLCCのデメリットが消えることにもなる。そういった意味ではLCC主導で進んでいく方が正道かも知れない。
今回の全日空のサービスは上級ラウンジでの提供となるが、中身の違いだけであって、一般ラウンジだろうがそこらへんのロビーだろうが同じサービスが提供出来るはずで、どちらかと言えば那覇空港でのLCCのサービスの方が広がるかどうか注目したいところではある。
例えば空港ロビーで、100円などの有料でこのサービスを提供するといった形であれば全くの第三者の業者が参入可能なはずだ。家から他のサービスで映像をダウンロードしてくるのと何ら変わりない。
上級顧客向けの差別化要因としてはかなり弱いのではないかという気がする。上級ラウンジ利用者はビジネスクラス以上の利用者が多く、機内へのコンテンツ持ち込みはさほどインセンティブにはならないのではないだろうか。こうしたサービスは簡素な機内サービスのところでこそ生きてくる。