進次郎氏「離島対策は国家としての不断の努力が必要」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/636644/
あの将来の日本の政治を担うこと間違いなし的なイメージのある小泉進次郎氏が、南大東島へ視察に行くという。今のような若いうちにしておくこととしては非常に有意義なことなのではないか。
南大東島は北大東島とは近いが、典型的な絶海の孤島といったところで、主要産業がサトウキビとは言ってもサトウキビの販売価格というよりはサトウキビ栽培の補助金で保っているということをよく聞く。
自治体の南大東村の財政は75%ほどを地方交付税と国庫支出金、県支出金が占めており、地方債の借り換え分を除いてしまうと8割強が国や県から支出されているといった状況になっている。
これを勿体無いと思う考え方はもちろん成立するとは思うが、他の島から遠く離れた絶海の孤島故に、これは広大なEEZを確実に維持するための必要経費でもある。問題はそれがどの程度必要なのか、どの程度の住民生活を維持すれば万が一の事態が起きずに済むのかというリスクヘッジの費用をどう見積もるのかということになる。
例えば沖ノ鳥島や南鳥島に1000人規模の生活を維持するのはあまりにも経費がかかり過ぎるということになるだろう。
サトウキビの補助金は、沖縄県各地を含めていわば形を変えた防衛費の一部ということになるが、ブラジルがサトウキビを増産し、アフリカでも栽培を始めるといったこのご時世で、もしTPPでの関税排除を免れたところでいつかこういったスキームは通用しなくなるだろう。
今すぐにということではないが、小泉氏はこの問題に対して正しく解決する方向性を見いだせるのかどうか、プロの政治家としての知見を期待したい。