自動車がWiFiスポットになる? 「4G LTE」GMなど開発中
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/it/internet/634547/
GM、自動車内での広範囲な4G LTEサービス展開を発表
http://media.gm.com/media/jp/ja/gm/news.detail.html/content/Pages/news/jp/ja/2013/Feb/0226_GMJ1.html
正直このizaの記事を読んだ限りよくわからなかったのでソースに当たってみたが、このカーセンサーの書いた記事については、書いた人の理解度が低いのかちょっと変だしミスリードの部分がある。
カーセンサーの記事では、
>車そのものをWiFiスポット化して、第4世代通信システム「4G LTE」が利用できるようになる。
と書いてあるがこれは間違いで、「4G LTE」を利用して車内をWiFiスポット化する、というのが正しい。
そしてこのメリットは、GMの発表によれば、車に4G LTEのアンテナを搭載することによってスマートフォンなどに比べて高感度で安定的に通信ができる点にあるということになる。つまり、「通信環境」をスマートフォンの機能に頼る必要がなくなる、ということを言っている。
これをカーセンサーの方では、情報が車載機器で取得できるからスマートフォンに頼る必要がなくなる、というふうに間違えて解釈している。4G LTEで多くの情報が取得できるメリットについてはGMの発表のほうでは別途に書かれている。
正直、最初のこの記事の見出しを見た時は、自動車がWiFiスポットとなって周囲の自動車と繋がってWiFiの面展開を実現するような話なのかと思って開いたら、そういう話ではないのはわかったが、なんだか意味が通らない記事が書いてあったので、元の発表に当たったら割と納得行く話だったので、指摘させていただいた。
自動車に高速移動体通信システムを搭載する方向は、時代の流れとしては実に正しいと思う。自動車という大きな物体にアンテナを搭載できるメリットはやはり大きいだろうし、やることもシンプルで技術的、コスト的なハードルも低いはずなので、早期に標準的な仕様になっていくのではないかと思うが、各国、各キャリアで通信方式が異なるのでその辺りがどうなるのか、来年以降注目されるところではないだろうか。
まずはタクシーなどでWiFiが自由に使える、というのは当たり前になってくるのではないかと思う。今日ではモバイルPCを持ってWiFiが繋がればそこで仕事が出来るようにしている人も多く、タクシーは訴求効果が高いのではないだろうか。