他の地域から沖縄に移るときに困ると思われるのが、沖縄には都市銀行はみずほ銀行が那覇の県庁前(国際通り入口脇)に小さいのが1店舗あるだけしかなく、三菱東京UFJ、三井住友、りそなの各銀行の店舗はない。
もともと各都市銀行としては沖縄の経済規模が小さいことや地方銀行など地場金融機関の占有が強いことなどから進出するメリットはないと考えているとのことで、下手をするとみずほ銀行も存在しなかったことになる。
みずほ銀行は、第一勧業銀行の時代のことだろうが、宝くじを発売するためには発売する都道府県または政令指定都市に支店を置かなくてはならないために沖縄に支店を置いた経緯があるとのこと。
那覇の支店に行ってみるとわかるが、はっきり言ってかなり狭く小さい。振込などの受付カウンターは椅子がなく、また驚くほど横幅の狭い窓口がある。バックオフィスもかなりコンパクトだ。支店を置く義務はあるが、最低限のコストで支店機能を維持させたいという考えがよく現れているかと思う。
国際都市を目指す沖縄だが、経済規模を大きくしていかなければなかなか難しいことだと思う。都銀や、シティバンク、中国銀行の支店が勝手に乗り込んでくる程度には大きくなる必要はあるだろう。