部屋にいたり、道を歩いていたりすると時々、「ほんの少しの時間でいいので、あなたのために祈らせてください」という声掛けがある。実のところ沖縄に来てからその頻度は激増しているので何か理由があるのかと思うが、それはよくわからない。
ただ、裏があるにせよ無いにせよ、基本的にこういったことは考慮の結果100%お断りしている。
まずは、単純にお祈りをして回ることが目的ではなく、例えば幸運グッズ系の売り込みや宗教勧誘を目的としている場合は、僅かでも隙を見せれば手練の仲間が現れたりして非常に厄介なことになり、大きな時間の無駄になる。この可能性は低いと思われるのだが、当然警戒は必要であり、お断りするのであれば相手にそれ以降の話の余地を与えない明確なお断りが必要になるということだ。
そして、もし本当にお祈りをして回ることで何かを達成しようとしている場合。
祈ることに特に物理的な意味が無いのであれば、唯の時間の無駄、たまたまそこを通りかかる人に迷惑をかける可能性などがあり、メリットが皆無。これが最も可能性が高いのではないかと思う。
もしも祈ることに物理的な意味がある場合、相手が自分に対して何らかの影響を与える手段を持っている状態に身を晒すことになるわけで、それが良い影響なのか悪い影響なのかもこちらには知る術が無い。であれば、相手が見ず知らずの他人でしかなく、しかも「お祈りをして回る」という通常の生活の中ではなかなか考えにくい行動をとるような変人である以上、信頼を置くべき理由が微塵もなく、むしろ疑って然るべきということになる。もしも悪気が無かったとしても、例えば祈る修行をして回っているといった場合、失敗して変な影響を与えられることも考えられる。
また、祈ることによって人に影響を与えて世の中が良くなると実際に思っている場合は、世の中に働きかけるいろいろな方法論をなかなか思いつかない頭の悪い人か、考えることを怠っている怠け者がとりあえず動いているだけと思われるので、これを受けることでその状況を助長しては世の中のために良くないと考える。
このように全ての可能性において、お祈りを受けるリスクをとるに値する状況は無いため、私は、お祈りについては100%お断りすると決めているし、その理由も説明できるということだ。