観光の定義をめぐっては、研究者によって独自の定義を用いていることが多い。
 これは、観光の研究に決まった手法が体系化されていないからである。
(日本観光士会ウェブサイト http://www.jtcc.jp/kankoshi/detas.html より)
「観光」という言葉自体の定義が定かでないため、これを明確に説明しようとするならば、我々はこの言葉をめぐってどのような議論が展開されてきたのかを、いちいち見ていかないといけません。
「旅行」がいわゆる tourism で「観光」が sightseeing などと思ってしまうと、場合によっては全く逆でちぐはぐな議論になってしまうこともあります。私の通っている琉球大学の観光関係各論の講義などは、だいたい tourism についてのビジネスなどを扱うことが多いような感じに見えます。
デジタル大辞泉の解説
「他の国や地方の風景・史跡・風物などを見物すること。」
世界大百科事典 第2版の解説
「観光という語は,観光行動を指す場合と,関連する事象を含めて社会現象としての観光現象を指す場合とがある。観光行動と解する場合,狭い意味では,他国,他地域の風景,風俗,文物等を見たり,体験したりすること,広い意味では,観光旅行とほぼ同義で,楽しみを目的とする旅行一般を指す。観光に対応する英語はツーリズムtourismであるが,厳密にいえば,ツーリズムの概念は観光より広く,目的地での永住や営利を目的とせずに,日常生活圏を一時的に離れる旅行のすべてと,それに関連する事象を指す。」

大辞林 第三版の解説

「他国・他郷を訪れ,景色・風物・史跡などを見て歩くこと。」

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

「一般的には「日常の生活では見ることのできない風景や風俗、習慣などを見て回る旅行」を意味したが、旅行の安全性や快適性が進むにつれて、遊覧や保養のための旅行など「楽しみのための旅」全般をさすことばとして広く使用されるようになった。[小谷達男]」

(コトバンクより https://kotobank.jp/word/%E8%A6%B3%E5%85%89-469729 )
こうしてみると、「観光」という言葉は、物を見たり、その場所を体感したり、そこでこそできるようなことを体験するために旅行をする一連の過程のことを言うのかな、という感じがします。
そして、そうなると「観光産業」としてそれをビジネスにつなげるものと考えるのであれば、それは大きく2つに大別されると思います。
1. 観光の目的としての価値をビジネスとする
2. 観光に必要なものや、役立つものを提供することでビジネスとする
これがどちらも相乗して、おおきな観光ビジネスとなるのではないでしょうか?
今後、もっと理解を深めて研究していきたいと思います。