もの凄い勢いで拡大している「やっぱりステーキ」
沖縄で急速に勢力を拡大している(台風みたいな書き方になっちゃった)「やっぱりステーキ」。
あんまりおいしそうに撮れてないですね。実際にはジューシーで柔らかいとてもおいしいステーキです。
目玉メニューの「やっぱりステーキ」は、1,000円で200gのおいしいミスジステーキと、取り放題のサラダ・ライス・スープがつくというお得感で支持を得ており、私も月に1度以上は食べに行きます。FC展開で仙台や大分などに系列店「あっぱれステーキ」を開店するなど20店舗以上に拡大しています。
5月の沖縄タイムスの報道では、16道府県での出店計画があり、2017年の売上実績6億円弱、2018年の売上見込み15億円から、2020年には100億円を目指すとしています。この数字から推測すると、店舗数としては軽く100店舗を超えてくるということになるはずです。
似た名前のペッパーフードサービスの「いきなりステーキ」が現在295店舗なので、このままの勢いなら2022年ごろには店舗数で「やっぱりステーキ」を上回るのではないかと想像できます。とんでもないスピード展開です。
沖縄発の全国、そしてグローバル企業へと期待
規模としては当然、上場を視野に入れてもよい水準になりますので、沖縄には数少ない上場企業が新たに生まれるかもしれません。
飲食店は原価率3~6割というのが常識的な中、原価率が8割近いということなので、実際にこのビジネスモデルがサスティナブルなのかどうかわかりません。レアで提供するためサービングタイムが短いというのはいきなりステーキと同じですが、さらに人件費を抑えながら回転率を高めるためにサラダ・ライス・スープをセルフサービスとしているという、考え抜かれたビジネスモデルであると思います。
味や価格を考えれば間違いなく庶民の味として定着するでしょうし、いきなりステーキよりずっと安く、サッと気軽にステーキを食べられるというのは魅力的です。運営会社のD’s Planningの義元大蔵代表は絶対に肉の質は落とさないと言っていますので、味は安定して信頼できると思います。
全国展開、そして海外展開も目指せる沖縄ベンチャーとして、まさに台風の目のような存在と言えるのではないでしょうか(やっぱり台風になっちゃった)。