1年中快適な沖縄

近年の異常気象で、大雪、大水害、そして猛暑が全国的に襲っていますが、沖縄では大きな影響は出ておらず割と平穏な雰囲気となっています。

このところの全国的な猛暑で、沖縄が「避暑地」とまで言われるような状況となっていますが、もともと沖縄は気温が35度を超えることがなく、また常に風が吹いているため、割と過ごしやすい場所です。京都や埼玉など酷暑の地域の方が7月や8月を沖縄で過ごすのはおすすめできます。今年のような異常な猛暑が続くようであれば全国から沖縄へ避暑を目的として多くの人が訪れることになるかもしれません。

また、沖縄では豪雨はあっても河川の氾濫による大洪水といったことはほぼありえません。沖縄には大河川はなく、堤防の決壊などによる大きな被害が起こることは無いということになります。

冬は、寒さが厳しくないのはもちろん、雪が降らないというのは大きなメリットになります。豪雪地帯に限らず、最近は大雪による被害が出ていますから、雪の降る時期に沖縄へ来ることはリスク回避になります。また北海道など寒さの厳しい地域では冬季の光熱費がかなりかかりますから、その分を渡航費の一部に充てると考えればこれは非常におすすめできます。(雪下ろしをしないと家が潰れてしまうような状況であればさすがに何らかの対応が必要かと思いますが)

春はスギ花粉症を避けることができるというのが大きなメリットです。花粉症は非常に辛い症状で、仕事においては生産性を大きく低下させることになります。

年中通して日本国内で最も快適といっても過言ではないのが沖縄です。

政府が沖縄での「ワーケーション」を提案

8月12日、読売新聞の報道によると、政府は来年度から沖縄の地域振興につなげるため、沖縄へのテレワークの誘致に乗り出すとのこと。

「その仕事、沖縄でやってください」政府が提案
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20180812-OYT1T50058.html

ワーケーションはリゾート地などでバケーションを兼ねてリモートワークを行うという、米国で2015年頃に生まれた言葉だそうで、日本政府は働き方改革の一環として注目、JALが昨年社内で導入、三菱地所が今月から事業として参入するなど話題となっています。

ただし気になるのは、9月から行われる実証実験が名護市で行われるというところ。名護市は那覇から車で1時間半ほど離れた場所で、沖縄の中ではやや生活に不便な場所です。この実証実験の結果、やはり東京や大阪と比べて生活に不便であるということになれば実現にネガティブになる可能性もあります。実際にワーケーションを行うのであれば、空きマンションの多い恩納村など、もう少し沖縄中南部都市圏に近い場所の方が適していると思います。

ワーケーションに重要な賃貸物件や宿泊施設ですが、民泊の活用も含めて那覇都市圏内も含めて確保することができれば今後有望であると思います。政府が想定しているような名護市などでのワーケーションはうまくいかない可能性が高いように思えます。