「おきなわワールド」とは
「おきなわワールド」とは、那覇空港より車で約30分、沖縄県南城市にあるレジャー施設で、17万8200平米(5万4千坪、東京ドーム4個分)の敷地面積を誇る、沖縄の歴史・文化・自然をまるごと体感できる沖縄県屈指のテーマパークであり、沖縄本島・南部を代表する観光スポットです。正式名称は「おきなわワールド文化王国・玉泉洞」といいます。
1972年4月に「玉泉洞文化村」の一部としてオープンした「東洋で最も美しい鍾乳洞」ともいわれている 「玉泉洞」を中心とした観光施設で、1996年にリニューアルオープン。 園内には沖縄の自然・文化・民芸品などを紹介するさまざまな施設があり、勇壮なエイサーのショーや工芸品の製作体験、買い物などが楽しめるなど、今では広大な観光施設となっています。
運営しているのは「株式会社南都」で、他に隣接する「ガンガラーの谷」や、有名な「大石林山」、「石垣島鍾乳洞」、「石垣島サンセットビーチ」を運営する会社です。
園内は、10の特色あるゾーンに分かれていて、全長約5kmの大鍾乳洞・玉泉洞(890mを公開)をはじめ、琉球王朝時代の沖縄の町並みを再現した「琉球王国城下町」、沖縄の伝統工芸が体験できる王国村などがあります。
連日公演している伝統芸能のエイサーは、人気のアトラクションのひとつです。ハブに関する展示の豊富さは世界トップクラスのハブの専門動物園「ハブ動物公園」もあります。
観光地沖縄の中でも、沖縄の郷土の文化、歴史、自然、さらに沖縄ならではのアトラクションを楽しむことができる「おきなわワールド」。地元沖縄の人はもちろん、県外や海外から沖縄に遊びに来たときには必ずおすすめしたい観光スポットです。
沖縄といえば「美ら海水族館」や「首里城」が有名で、その影に隠れて存在感が薄い(といったら失礼でしょうか)「おきなわワールド」ですが、年間で100万人の来園者がいるかなりの人気施設なのです。これはあの遊園地「としまえん」と並ぶくらいの来園者がいることになります。
基本情報
住所:〒901-0616 沖縄県南城市玉城字前川1336
営業時間:9:00~18:00 (最終受付17:00)
定休日:年中無休
目玉ともいえる玉泉洞や王国村は有料ですが、無料エリアもあります。有料エリアの料金は以下の通りです。
■フリーパス
大人(高校生から)¥1,650 小人(4歳~中学生まで)¥830
■玉泉洞・王国村
大人¥1,240 小人¥620
■ハブ博物公園
大人¥620 小人¥310
■王国村
大人¥620 小人¥310
このほか年間パスポートがあり、フリーパスは大人3,000円、小人1,500円、王国村は大人1,000円、小人500円と、年間2回行くだけでもとが取れるお得さ。旅行の際には年間パスポートを買って2日連続で行くのも良いでしょう。

おきなわワールドに行く前に
おきなわワールドに行く前にぜひ見てほしいのが、沖縄の新聞「沖縄タイムス」の連載で有名な漫画家、大城さとし先生によるおきなわワールド公式サイトに掲載されている紹介マンガ「おきなわワールドをみてまわーるぞ」です。
↓こちらから無料で読めます!
https://www.gyokusendo.co.jp/okinawaworld/manga/
大城さとし先生がおきなわワールドを訪れて紹介しており、おきなわワールドの楽しみ方がイメージできます。
天然記念物「玉泉洞」
おきなわワールドのメインであり最大の見所である、「東洋で最も美しい鍾乳洞」といわれる「玉泉洞」。鍾乳石の数は100万本以上で国内最多です。全長は5000メートルで国内最大級の玉泉洞はのうち、現在890メートルが公開されており、残りの非公開エリアは研究用として保存されています。(夏には非公開エリアの一部を探検できるツアーもあります)
玉泉洞は、人類がアフリカで誕生するよりもはるか昔の30万年という時間をかけて創り上げられた鍾乳洞。沖縄がアメリカ統治下であった1967年、愛媛大学学術探検部の調査隊山内浩教授によってかつては「ウワーガーガマ」と呼ばれていた玉泉洞の最初の探検・調査が行われ、その全貌が明らかにされたとのこと。その後1972年に「玉泉洞」という名前でオープンし、県民ほとんどが知る有名な観光名所となりました。
「玉泉洞」という名前は、南城市に合併する前の玉城村の「玉」に、水を意味する「泉」の洞窟というところから来ているのだそうです。
南城市港川へと流れ出る雄樋川の河谷の東側、地下30mに水流が洞窟内を流れており、上流では雄樋川から洞窟へ流れ込み、下流では再びこの川に流れ入るのだそうです。観光用となっている890mの部分は洞窟の主洞にあたる部分になります。
無数の大石筍が林立する大広間「東洋一洞」の奥に位置する、白銀のロケットのような石柱(昇龍の鐘)が有名です。珊瑚を主成分とした琉球石灰岩でできた玉泉洞は、洞内に水が豊富で石灰分を多く含む水が大量に流れ込む環境のため、県外にある鍾乳洞に比べて鍾乳石の成長が早く、つらら石は3年に1mmというスピードで成長しているのだそう。
沖縄に石灰分を多く含む水が多い理由は、沖縄の気候が影響しているのだそうです。もともと雨の多い亜熱帯地方である沖縄の気候で、また、土中の微生物はあたたかい地域のほうが活発に活動し、より多くの二酸化炭素を排出するため、その二酸化炭素を取り込んた雨水は弱酸性となり、石灰岩を溶かしていきます。その雨水が洞窟内へ染み出し、水と石灰岩の成分が分離して鍾乳石が形づくられていくそうです。
旧入道口のトンネル状階段は、洞内の一定した温度条件を利用した古酒(クース)の甕の貯蔵場所として利用されています。
洞内にはリュウキュウコキクガシラコウモリ・オオゲジ・カマドウマなどの陸生動物、体の白いテナガエビの一種やミジンコ・ワムシなど水棲動物が生息しています。
洞内に流れ込んだ水によって運ばれた土砂は、洞内で砂礫(れき)堆積地層を作っており、この地層の中には1万5千年前に絶滅したと考えられているリュウキュウジカの骨の破片化石(洞内で見学可能)のほか、リュウキュウヤマガメの化石やサメの歯の化石が含まれているそうです。海の生物の化石は、別の地層から分離して水で洞内に流されてきたものが堆積したものと考えられているそうです。
玉泉洞では、非常に幻想的な雰囲気を楽しむことができます。伸び過ぎて下とつながった石柱や、地面から上へと伸びる石筍(せきじゅん)など様々な形状の鍾乳石は美しく荘厳です。 日本国内でもあまり見ることのできないスタイルの鍾乳洞で、鍾乳管と呼ばれるストローや、洞窟真珠と言われるケイブパールを見ることができます。
玉泉洞はGoogleマップのストリートビューでも見ることができます。
南の島の洞くつ探検
夏期限定のガイドツアー「南の島の洞くつ探検」は、普段は入れない自然のままの未公開エリアを専門ガイドの案内で探検することができます。鍾乳石を間近で見られるこのツアー、期間中に訪れた際にはぜひとも行ってほしいところです。胸くらいまで水につかりながら進んだり、とても狭い所を通ったりしながら洞窟の自然を感じることが出来ます。期間は毎年7月中ごろから9月まで。探検服とヘルメットはレンタルとなります。参加料金は3,000円です。6歳以上であれば参加できます。
勇壮で迫力ある演舞「スーパーエイサー」
毎年夏に、沖縄ではあちこちでエイサー祭りが行われます。その時期になると街は活気にあふれ、非常ににぎわいます。そんな旧盆の祖先供養の集団舞踊である沖縄民俗芸能の魅力がつまったエイサーをアレンジした人気アトラクションが「スーパーエイサー」です。
エイサー団「真南風(まふぇかじ)」によるパフォーマンスで、エイサー祭りさながらの活気とその踊りを迫力満点の至近距離で鑑賞することができ、エイサー目当ての客も多いほど。胸を打つ太鼓の音は、数日間は忘れられないほどの余韻が残るといいます。おきなわワールドでは毎日公演を楽しめます。
エイサーの他にも獅子舞やアンガマ、四つ竹などの沖縄伝統芸能を一同に観賞できます。旧盆の頃に踊るエイサーのスタイルにアレンジを加え沖縄芸能のいいとこどりといえるのが「スーパーエイサー」です。
雨が降った際にはおきなわワールド内に設置されているテントの中で行われるそうなので、雨が降っていても心配なく見ることができます。
国・登録有形文化財「琉球王国城下町」
「琉球王国城下町」では築100年以上経た古い民家を数棟移築し、昔の沖縄の町並みを再現されています。琉球王国ならではの赤い瓦屋根の家々を見ることができ、かつての沖縄がどんな場所だったのかを知ることができるようになっています。一部の家屋に入ることができ、部屋の外観だけでなくつくりなども知ることができます。まるで首里城の城下町へ迷い込んだような、タイムスリップ気分が味わえます。
古民家内では伝統工芸の実演と体験教室が開催されており、気軽に参加できます。当日持ち帰る工芸品や後日発送する工芸品などあります。「オリジナルグラス作り」や「お皿作り」、「アクセサリー作り」など、小学生以上なら誰でも楽しめるプランが盛りだくさんです。親子で参加することも可能なので、お子さんがいらっしゃる方はぜひ。
<登録有形文化財>
登録有形文化財とは、文化財保護法に基づいて登録された、文化庁が貴重な国民的財産として認めた建築物です。
1996年に施行された文化財保護法改正で創設された文化財登録制度により「国土の歴史的景観に寄与しているもの」「造形の規範となっているもの」「再現することが容易でないもの」等に該当する建造物、土木構造物及び工作物を登録有形文化財として登録、保存することになりました。 2008年に、おきなわワールドの築100年以上を経た古民家が軒を連ねる「琉球王国城下町(旧民家群)」として旧民家4棟とフール1基が、国の有形文化財登録原簿に登録されました。
紅型工房
コースターや手提げバック、バンダナなどの小物を好きな色で染め上げます。紅型体験の所要時間は5分から50分です。職人が1から丁寧に指導してくれます。小さなお子さんから大人まで年齢に関係なく誰もが楽しめる体験メニューです。世界にたった1つだけ自分だけの紅型を染めてみませんか。
500年の歴史を誇る沖縄の伝統的な染色。 「紅」は色全般を指し、「型」は様々な模様を指すと言われています。東南アジア、中国、日本の影響を受けながら、沖縄の自然・風土を取り込み、色鮮やかな染め物として発展してきました。
コースター・1,080円・所要時間:20分
ティーマット・1,200円・所要時間:30分
紅型エコバック・1,800円・所要時間:50分
<喜屋武家について>
紅型工房は喜屋武家にあり、琉球王朝時代の沖縄を感じながら染め体験を楽しめます。
●建造年 明治後期
●建築様式 木造家屋/木造平屋建/瓦葺
●建築面積 118.38m(36坪)
八重瀬町(旧具志頭村仲座)から移築
< 旧喜屋武家の歴史 >
旧喜屋武家住宅主屋は、明治後期に建築された主屋である。 建築主は、旧具志頭議長、4代目村長を務めていた家柄であった。当該地区(南部)は、太平洋戦争の地上戦で最も激しかった場所でもあり、戦禍を逃れ奇跡的にも残った建物でもある。その証として、一番座、二番座前の廊下側の柱には、戦時中に受けた砲弾の傷跡が生々しく残っており、また、民家を移築する際には、庭から2個の大きな不発弾が出てくるなど、沖縄戦の歴史を語る大変貴重な建造物である。 移築後は、紅型染めの実演、販売、体験ができる紅型工房として使用されている。
機織工房
一度はやってみたかった機織り。情緒あふれる琉球家屋の工房でパッタン、トントン。沖縄は織物の宝庫といわれ、小さい島の各地に様々な織物が伝えられています。 工房では、花織、ロートン織、手花織など首里の伝統的な技法を用いつつ現代風にアレンジを加えた新しい織りを見ることができます。
コースター・1,250円・所要時間:20分
しおり・800円・所要時間:5分
キーホルダー・1,100円・所要時間:10分
<上里家について>
機織工房のある旧上里家住宅家屋は、昭和9(1934)年頃に建築された家屋です。 間取りは、正面右から一番座、二番座、板間、土間の台所、裏には三室の裏座があり、裏座には、貴重品などを置く物置などが配置されています。沖縄の伝統的住居構成であり、周囲を雨端(あまはじ)が取られています。
●建造年 昭和9年
●建築様式 木造平屋建 瓦葺
●建築面積 127m2(38坪)
< 旧上里家の歴史 >
旧上里家住宅主屋は、昭和9(1934)年頃に建築された主屋である。 間取りは、正面右から一番座、二番座、板間、土間の台所、裏には三室の裏座があり、裏座には、貴重品などを置く物置などが配置されている。沖縄の伝統的住居構成であり、周囲に雨端(あまはじ)が取られている。 移築後は、機織工房として実演や販売を行っており、体験もできる場所となっている。
藍染め工房
沖縄の伝統的染色に欠かせない大切な藍。 「琉球藍(リュウキュウアイ)」という植物を原料とした神秘的な深いブルーの藍染めは、まるで沖縄の海や空のよう。古くから王府の保護のもと栽培され受け継がれてきた染色で、今もなお人々を魅了してやみません。
光る泥だんご・600円・所要時間:30分
絞り染めハンカチ・1,080円・所要時間:30分
絞り染めエコバック・1,410円・所要時間:60分
ローケツ染めハンカチ・1,620円・所要時間:30分
ウコン染めエコバック・1,410円・所要時間:60分
<伊礼家について>
藍染め工房は伊礼家にあり、琉球王朝時代の沖縄を感じながら染め体験を楽しめます。
●建造年 明治後期
●建築様式 木造家屋/木造平屋建/瓦葺
●建築面積 88.24m(27坪)
伊是名村字伊是名から移築
< 旧伊礼家の歴史 >
旧伊礼家住宅主屋は、明治後期、沖縄県伊是名村字伊是名に建築された民家である。 伊礼家は、先代が伊是名村役場の助役を勤めたことに由来し、屋号(一族の呼称)を「ジョヤクヤー(助役ヤー)」と称す旧家である。 当時の屋敷石垣は、周囲をテーブルサンゴ石灰岩の野面積(のづらづみ)で囲み、その間に防風林としてフクギが植えられていた。 移築後は、琉球藍の染め工房として、実演や販売を行っており、体験もできる場所となっている。
紙すき工房
琉球王国城下町ではシーサーの絵付けも人気です。場所は「紙すき工房」と「陶器工房」で行われています。「紙すき工房」でできる絵付けは「しっくいシーサー」。独特のデザインと肌触りをしているシーサーで、家に持ち帰った後置物として利用する人もたくさんいます。
一枚、一枚丹念に作る琉球和紙。優しい風合いと素朴な質感が魅力です。
約300年以上の歴史を誇る琉球和紙。 南国の太陽の下、天日乾燥で作られます。沖縄の植物を原料に用いており、繊維の質感が楽しめます。 美しい木目模様の和紙は、この工房ならでは。
しおり3枚・520円・所要時間:20分
はがき1枚・520円・所要時間:20分
しっくいシーサー色付け・1,080円・所要時間:20分〜
勾玉作り・1,620円・所要時間:90分
手すき和紙と万華鏡作り・1,620円・所要時間:30分
<田場家について>
紙すき工房は田場家にあり、琉球王朝時代の沖縄を感じながら紙すき体験を楽しめます。
●建造年 明治後期
●建築様式 木造家屋/木造平屋建/瓦葺
●建築面積 117.07m(35坪)
首里石嶺から移築
< 旧田場家の歴史 >
旧田場家住宅主屋は、明治後期頃、那覇市内にあった御殿を取り壊した際に、その資材を購入し、その資材を用いて、那覇市首里石嶺町に建築された家屋である。 右側一番座に隣接して1間分の広い板間が取られていること、裏座がないことなど一般的な伝統的民家平面とは異なる間取りである。このことは、石嶺町に建築された当時の敷地形状や屋敷の配置、規模との関係が考えられる。また、田場家は、戦禍を逃れ残った建造物で、柱には、戦時中日本軍が使用していた当時の刀傷が今も残っている。戦後は、米軍が、軒の瓦を一部落とし、テントをはり使用していた。 建物内の柱には、化粧板張りをした無数のくぎ穴が残っている。 移築後は、王都首里を中心に多くあった紙漉の文化を伝えるため旧田場家を糸芭蕉、月桃等の沖縄素材を使った紙を生産し、体験等もできる紙すき工房として使用している。
竹笛・竹細工・革細工
・海音竹笛工房
竹笛の心を癒す綺麗な音色、 沖縄生まれ、沖縄育ちの不思議な楽器その名も”オカリナトロンボーン”。スライドホイッスルのように棒をトロンボーンのようにスライドさせて音を出す縦笛です。鳥のさえずりから、クラッシック、民謡に至るまで幅広く楽しむことができます。
・うちな〜工房(革細工)
個性際立つオリジナル革製品作り。使い込むほど異なる風合いによる革の魅力と、オリジナリティー豊かな製品作りを行っています。
・北谷竹細工
琉球王朝時代の竹素材による道具の復元と、今の生活にあった道具作りをする、沖縄県認定工芸士の竹細工職人が作る工芸品。 指先でバランスをとってとまる竹製の不思議なトンボは、その名も”ちゅらトンボ”。遊びとインテリアを兼ね備えた工房お勧めの品!
ウージ(さとうきび)染め
ウージ(さとうきび)の葉と穂を煮出した染料で染めルウージ染め。緑や黄色を基調としたやさしい風合いが特徴
黒糖の原料となるサトウキビは、沖縄ではウージとよばれています。ウージ染めとは、ウージの葉と穂を煮出した染料で染めた製品の事を指します。緑や黄色を基調とした豊かな色彩と、安らぎを感じさせるやさしい風合いが特徴です。「染」製品と織機にかけて織った「織り」製品があります。ショップ内にて、ウージ染めの体験教室も随時開催中です。
ウージ染めコースター(700円:所要時間30分)
※ ウージ染めの製品にイラスト・模様を描く体験です。
琉球ガラス王国工房
色鮮やかな琉球ガラスは、南国らしい大らかでどこか素朴な雰囲気が魅力です。 ここではグラスやジョッキなど琉球ガラスの制作ができます。
沖縄県はかつて、琉球王国として非常に栄えていました。当時、日本と中国の両国と交流があり親睦を深めていた琉球王国では、様々な生活様式に独自のスタイルが組み込まれています。そんな独自のスタイルの中にガラスのデザインがあります。琉球ならではの色鮮やかで繊細なつくりを施した琉球ガラスも製造しているこの琉球ガラス王国工房は、歴史を感じる見どころスポットです。
琉球ガラス王国工房は、沖縄県内でも数少ない本格的な工房です。中はゆったりと南国ムードが漂っています。職人たちが様々な製品を作り上げていく工程を見るだけでも楽しめますが、せっかくの機会です。職人と一緒にガラス作りにチャレンジしてみませんか。体験の所要時間は3分から60分ほどです。旅の思い出にもなりますし、大切な人へのお土産にも最適ではないでしょうか。
職人の技をじっくり見学。 ガラス作りの体験メニューも揃っています。琉球ガラスは、戦後、アメリカ人によって持ち込まれたコーラの空き瓶などの再利用としてスタート。南国らしい、大らかでどこか素朴な雰囲気が魅力です。高温で溶かしたガラスで、職人たちが様々な製品を作り上げていく工程は見るだけでも楽しめます。もちろん、ガラス作品を作れる体験コースもあり。形や色の柄を選んで自分だけのグラスや小皿などを作れます。
一輪挿し・1,190円・所要時間:3分〜
タルグラス・2,160円・所要時間:7分〜
シーサーグラス・1,950円・所要時間:5分〜
デコボコジョッキ・3,240円・所要時間:10分〜
ハイビスカス小皿作り 水色、赤、いずれかの2枚セット・2,160円・所要時間:5分〜
ジェルキャンドル・1,750円・所要時間:60分〜
琉球写真館
琉装は、琉球王国時代に王族・士族のみが着用していた伝統衣装です。華やかな色彩の衣装を着ると気分も高揚するでしょう。古都首里を再現した城下町で琉装を身にまといタイムスリップしませんか。卒業記念や結婚記念、家族写真やカップル、お友達、老若男女問わず気軽に体験できます。写真に収めて後から振り返っても楽しめますよ。
古都首里を再現した城下町で琉装を着てタイムスリップ!
琉球王国時代に王族・士族のみが着用していた伝統衣装。沖縄の自然の鮮やかな色彩を取り込んだ、華やかさが魅力。色柄のほか、花笠などのアイテムもあります。
琉装着付け体験 500円
琉装着付け体験(写真付き)1,600円 写真館のカメラにて撮影
琉装散歩コース 1,500円/時間:15分
民家内で撮影後、城下町内をご自由にお散歩できます。
ブクブクー茶屋
沖縄の赤瓦民家の風景や庭の花々を眺めながら、昔ながらの民家でブクブクー茶を飲んで一息どうぞ。 大きな茶せんでブクブクと泡をたてて飲むことから、この名がついたと言われています。 ソフトクリームのように盛り上がった真っ白い泡を飲む沖縄独特のお茶で、昔、船出やお祝いの時に親しい人同士、談話の中で飲まれていました。誰でも気軽に飲める心の触れ合いを大切にしており、立て方や飲み方の作法や流儀はありません。琉球の茶菓子と一緒にどうぞ。
茶屋になっている昔ながらの赤瓦の客間にあがることができ、足をのばしてくつろげます。茶屋の軒先で風を感じながら古都首里の城下町に来たような情緒を楽しめます。
ブクブクー茶 520円(琉球茶菓子付き)
ブクブクーアイスコーヒー 520円
陶器工房
また「陶器工房」では、素焼きされたシーサーにアクリル絵具で絵付けをします。どちらも可愛くて色鮮やかなシーサーが出来上がり、旅行のお土産にも最適ですよ!
琉球の陶器は方言で「やちむん」と言います。日本語でいうと「焼き物」のことですね。酒甕(さけがめ)や水瓶など上釉(うわぐすり)をかけない「荒焼」と、茶わんや急須など上釉をかけた「上焼」に大別されます。「やちむん」も大交易時代、中国、朝鮮、日本(薩摩)などから技術が導入され、沖縄各地に点在していた窯場を1682年琉球王府の命により、壷屋(現在の那覇市壷屋)に統合、沖縄を代表する焼物「壷屋焼」として確立されました。
シーサー型押し・1,620円・所要時間:10分
面シーサー、湯呑みの色付け・各1,620円・所要時間:30分
ろくろ・1,620円・所要時間:10分
手作りシーサー・1,620円・所要時間:20分
素焼きシーサーアクリル絵具色絵付け・1,620円・所要時間:20分
素焼き面シーサーアクリル絵具絵付け・1,620円・所要時間:20分
80種類以上のメニュー・健食バイキング ちゅら島
沖縄食材にこだわったヘルシーバイキング。 からだと心に優しくをコンセプトにした料理が常時80種類以上揃います。
ランチビュッフェ
新鮮な島野菜やハーブ、魚介類など沖縄食材にこだわったヘルシーバイキング。 からだと心に優しくをコンセプトにした料理が常時80種類以上。
80種類の料理はすべて食べ放題。
営業時間 11:00〜15:00 (ラストオーダー 14:30)
料金 大人 1,500円
小人(6歳~11歳) 1,000円
幼児(4・5歳) 500円
キッズルームやお座敷完備
キッズルームやお座敷完備なので小さなお子様連れでも安心です。バリアフリーにも対応。また、アレルギー対応用の特別メニューもあります。(アレルギー対応メニューは3日前までの要予約)
おきなわワールドにある「南都酒造所」
ビールはもちろん、お酒は作っているところで飲むのが一番おいしいに決まっています!
南都酒造所は「おきなわワールド」内の中心部に位置する酒造所で、ハブ酒やクラフトビールを製造販売しています。(無料エリア内)出来たての新鮮な味を楽しめる地ビール喫茶や、全商品を購入できる直売店舗もあります。
アルコール度数が50を超える非常に強めの酒を利用してハブ酒を製造しているんだとか。試飲もできます。こちらの酒造所で製造されたハブ酒は全国でも人気が高く、販売されているものはお土産としてもおすすめです。バリエーションも豊富で、果実酒などもあります。
沖縄県産素材100%「琉球レモンサワー」
「琉球レモンサワー」はシークヮーサーと泡盛、きび粉糖だけで造った沖縄県産素材100%のプレミアムシークヮーサーサワーです。シークヮーサーとは沖縄の方言、和名ではヒラミレモンといい、レモンと同じミカン属の柑橘類です。目にも口にも華やかに、ヒラミレモンの魅力が丸ごとカラダにしみわたります。
シークヮーサーとは沖縄の方言で、和名ではヒラミレモンといい、レモンと同じミカン属の柑橘類です。
コーラルウォーター100%「OKINAWA SANGO BEER」
サンゴ礁から生まれた「玉泉洞」の地下水CORAL WATERで仕込んだ風味豊かなビールです。
南都酒造所のある「おきなわワールド」は、名水100選にも選ばれた「垣花樋川」がある南城市に位置し、敷地内にはサンゴ礁から生まれた鍾乳洞「玉泉洞」があります。30万年の年月が創り上げた鍾乳洞の地下100mから汲み上げた水は、カルシウムとミネラルが豊富な水として知られています。 ビールの9割を占める大切な素材「水」にこだわり、コーラルウォーター100% を使用したビールとして誕生したのが「OKINAWA SANGO BEER」です。
<ホップを贅沢に使用した風味豊かな高品質のビール>
「OKINAWA SANGO BEER」は、前身となる「ニヘデビール」の味と品質をベースにホップを増量。職人が何度も試作を重ね、風味豊かなビールに仕上げました。麦芽100%と生きた酵母の旨味に加え、ホップを贅沢に使用した高品質のビールです。
前身となる「ニヘデビール」の名前の由来は、沖縄の方言で「ありがとう」のことを「にふぇーでーびる」といい、これをもじったものです。「ニヘデビール」は、インターナショナルビアカップ7年連続受賞をはじめ、ワールド・ビア・カップなど、数々の受賞歴を持つ世界が認めたビールです。
沖縄生まれのエナジーハイボール!琉球ハブボール
水だけで100 日以上生きるといわれているハブの不思議な生命力。 その神秘的な生命力を持つハブのエキスと香り高い13種類のハーブのエキスをダブルブレンドした沖縄生まれの新感覚ハイボール「琉球ハブボール」。
南都酒造所の「ハブ源酒」は、生きたハブを鮮度がいい状態で特殊処理(放血法、臭腺除法、腸管摘出)し、サトウキビからつくった59 度のアルコールに浸けて抽出しています。その丁寧に抽出したハブエキスに、さらに香り高い13 種類のハーブ酒(泡盛ベース)をブレンド。本品のブランデー風味を思わせるようなリキュールは、長年愛され続けている人気商品です。
そのハブ源酒の風味と特徴を最大限に活かしたハブ酒エナジーハイボール「琉球ハブボール」。ハブ源酒35%を使用したこの製品は、甘酸味バランスのいいシークヮーサー風味をプラスし、爽やかで飲み易いハイボール仕立てになっています。
沖縄の薬味酒・ハブ酒
ハブは水だけで100日以上生きるといわれています。その生命力あるハブを特殊処理し、サトウキビからつくった59度のアルコールに浸けて抽出。香り高い泡盛ベースのハーブ酒と合わせたハブ酒です。
水だけで100日以上生きるといわれるハブの、不思議な生命力。このチカラを、サトウキビからつくった59度のアルコールに浸けて抽出し、香り高い13種類(または8種類)のハーブ酒(泡盛ベース)と合わせたのが南都酒造所のハブ酒。果実系のハーブでハブの旨味を包みこんだ、からだにやさしいリキュールです。
<長期貯蔵熟成ハブエキス>
生きたハブを鮮度がいい状態で特殊処理(放血法、臭腺除去、腸管摘出)。骨肉皮のみをアルコールに浸漬し、無毒化後に旨味成分のエキスを抽出しています。この処理方法で味は決定的に変わるのだそうです。長期貯蔵熟成し、味にまるみが出たハブエキスを使用しているそうです。
180cm以上の巨大ハブを使用・巨大ハブ入りハブ酒「南都億万長蛇」
ハブの大きさに拘り生息年数10年以上(180cm以上)の巨大ハブを使用した最高級のハブ入りハブ酒です。
泡盛をベースに仕上げたハーブ13種類使用のブランデー風味の芳醇な味、更に10年貯蔵熟成したハブエキスをブレンドした年間の捕獲数が少ない貴重な巨大ハブを特殊な加工技術で原料の素材を十二分に生かした逸品です。
手作り琉球吹きガラスの最大の容器に彫りこんだ「南都億万長蛇」のネーミングは書浪人善隆氏の躍動感あふれる手書き文字を採用。
4Lで価格はなんと25万円。。。まさに億万長蛇。
商品仕様:
○ハブの大きさに拘り生息年数10年以上(180cm以上)の巨大ハブを使用。
○使用するお酒は、弊社の高級酒10年ハブエキス使用の「ハブ源酒35%」
○使用する容器は弊社琉球ガラス王国工房で制作した特別仕様の手作り巨大吹きガラス容器
○お客様のご要望の文字の印字サービス(表面のみ)
○オリジナル桐箱付
ちなみに金箔入りで310mlのミニサイズの金箔入り「南都億万長蛇」原酒もあり、こちらは1,600円とお手頃ですよ。
沖縄県産果実使用のフルーツリキュール・島のなごみ
南都酒造所は、島の風が心地良く吹き抜ける丘にあります。島のなごみは、名水100選に選ばれた玉城の美味しい水と厳選された原料を惜しみなく使用したフルーツリキュールです。太陽を沢山浴びた果実の旨みがギュッと詰まっていてフルーティーに仕上がっています。
・ハイビスカスローゼル
・シークヮーサー
・マンゴー
・パイナップル
嬉しいシュガーレス・35リキュール珈琲泡盛
「35COFFEE」は、海に植え付ける前に死んだサンゴ(風化サンゴ)を200℃以上に熱し、コーヒー豆の香りを重視した温度で時間をかけて焙煎している珈琲豆本来のまろやかな風味が特長のコーヒーです。また、焙煎時の焼きむら(雑味部分)をグラニュレーター製法により取り除くことで、クリアな味わいに仕上がっています。
風化サンゴによる焙煎熟成後の珈琲豆を泡盛に浸漬してエキス豊富な珈琲リキュールに仕上げました。焙煎仕立の珈琲豆をすばやく泡盛に仕込み、約1月後に風味を確認してから珈琲豆を取り出します。 泡盛は特殊製法でつくられたもので、珈琲豆の香りを引き立てる役目をしています。風味豊かなサンゴ焙煎珈琲の旨味のすべてを泡盛が優しく包み込みます。ほのかな酸味と苦味が調和した健康志向でシュガーレスな本格的な珈琲風味が楽しめる珈琲リキュールです。
ロックや水割り、ホット、カクテル…など楽しみ方が幅広いリキュールです。
試飲できる直営ショップ、工場直送の地ビール喫茶で!
酒造所内の直営ショップには試飲コーナーもあります。工場直送の新鮮な地ビールを楽しみましょう。宅配カウンターもあり自宅への配送も楽々です。
ハブの知られざる秘密を一挙に大公開!「ハブ博物公園」
30年以上前、沖縄のハブ被害を少しでも減らしたいという想いのもと、ハブの研究施設から派生して設立されたハブ博物公園。当時は世界的にも注目度が高い、各国の毒蛇研究者が集まる国際会議の場にもなったほど。当時から今も変わらず、ハブに関する展示物はどこにも劣りません。恐ろしいだけじゃない、ハブの意外な一面を知ることもできる施設です。ハブの生態から種類、被害状況など詳しく知る事ができます。
ハブ博物公園には、ハブ資料館の他にも珍しい生き物を飼育している『屋外生体展示場』や、ハブやコブラ、マングースのおもしろエンターテイメント『ハブのショー』などがあります。
<屋外生体展示場>
屋外生体展示場ではハブの仲間を中心に、カメなどの爬虫類やオオコウモリなどの 沖縄の生きものを展示しています。
<ハブのショー>
おきなわワールドを訪れたら見ておきたいもうひとつのショー、それが「ハブショー」です。沖縄以外ではなかなかお目にかかれないハブを、ハブ取り名人が面白おかしく紹介してくれます。さらに、ハブに触ることもできるこちらのショー。おきなわワールドの良い思い出になること間違いありません!
おかし工場が併設された「おみやげ専門店街」
沖縄最大級のおみやげ専門店街です。
店内の工場で焼き上げたパインかすてらやマンゴケーキ、ちんすこうを製造販売しています。紅芋タルトやご当地グッズ、シーサーのお土産などが多数あります。
大人気の紅芋タルトや雪塩ちんすこう、さーたーあんだぎー、黒糖などのお菓子 から、島ぞうりやTシャツ、かりゆしウェアなどのファッション雑貨、琉球ガラスやオリジナルのご当地グッズまで、ゆっくりとお土産のお買い物を楽しめます。
世界中のシーサーを収蔵「王国歴史博物館」
琉球の自然・文化・歴史を分かりやすく紹介する博物館です。沖縄のシーサーや、その原型のアジアの獅子などを集めた世界のシーサーコレクションは見逃せません。沖縄の歴史や文化、生活に基づく企画展も随時されています。
沖縄のシーサーやその原型とされるアジアの獅子などを集めた世界のシーサーコレクションは必見。沖縄の文化や生活に基づく企画展も随時開催中です。
<常設展>
常設コーナーでは、県内の著名な作家さんたちのシーサーや中国・台湾・韓国・インドネシア・ネパールなどアジア諸国の獅子約300点を展示。 一つ一つ表情豊かなシーサーたち。お気に入りを見つける楽しみもあります。
<企画展>
沖縄の伝統工芸の漆器・焼物・三線など、中国や東南アジアとの交流から影響を受けた工芸品を展示。数ある収蔵品を入替えながら企画展を随時開催中です。
100種類の熱帯果樹が広がる・熱帯フルーツ園
マンゴーやパパイヤ、パイナップルなど約100種類、450本ほどの熱帯果樹を栽培。季節ごとに咲く珍しい花や果実を間近に楽しめます。フルーツ園側のフルーツ茶屋では、沖縄県産パインやドラゴンフルーツ、スターフルーツなどのトロピカルフルーツジュースをはじめ、ヤシの実ジュース、さとうきびジュースが楽しめます。デートスポットとしても人気があるんだとか。
ウージ染めを販売「サトウキビ館」
沖縄方言でサトウキビをウージと言います。ウージで染めた小物類やコースター制作体験ができます。同館内にあるマンゴー&パインのソフトクリーム/スムージーのお店もおすすめ。
沖縄そば自慢 なんと屋
おみやげ専門店街にある「沖縄そば自慢 なんと屋」。お手頃な価格で沖縄そばを楽しめるお店です。
おきなわワールド(おみやげ専門店街)にある「沖縄そば自慢 なんと屋」の沖縄そばは、 小麦粉100%で作られた麺に、鰹ダシのきいたスープ、三枚肉(豚ばら肉)・かまぼこ・ネギをのせて食べる沖縄そば。ランチタイムはもちろん、ちょっとお腹が空いた時にもおすすめです。 サイドメニューには、人気の沖縄風ジャンボ天ぷら(魚・イカ)もあります。
広々店内には、座敷席もあるのでゆっくりくつろげます
営業時間:10:00〜17:00
座席数:85名(座敷・カウンター・テーブル席)
地ビール喫茶
<4種類の「OKINAWA SANGO BEER」が飲める>
ビールの9割を占める大切な素材「水」にこだわり、コーラルウォーター100%を使用したビールとして誕生したのが「OKINAWA SANGO BEER」です。南都酒造所のある「おきなわワールド」は、名水100選にも選ばれた「垣花樋川」がある南城市に位置し、敷地内にはサンゴ礁から生まれた鍾乳洞「玉泉洞」があります。30万年の年月が創り上げた鍾乳洞の地下100mから汲み上げた水は、カルシウムとミネラルが豊富な水として知られています。
毎年開催している審査会では世界で一番古い歴史を持つ「インターナショナル・ビアカップ2016」で、OKINAWA SANGO BEERブラックエールは銀賞、OKINAWA SANGO BEERアルトが銅賞を受賞しています。
沖縄県産素材をたっぷり使った、ビールにぴったりの軽食メニューも。滋養豊富なハーブ風味が人気の『ハブ源酒(35度)』をほどよく配合したカレーや、ビールにぴったりのピザや唐揚げ、枝豆などもあります。
茶屋 三段花
おきなわワールド三段花はおきなわワールド無料エリアにある茶屋です。解放感あふれる店内で沖縄の心地よい風を感じながら、ちょっと一息はいかがでしょうか。メニューにはかき氷や沖縄風ぜんざい、アイスクリームもあります。
Fruit Lab(フルーツラボ)
おきなわワールド内(サトウキビ館)でマンゴー&パインのソフトクリーム/スムージーの販売を営業しています。
ソフトクリーム 390円
果実スムージー 580円
果実ソフトクリーム 680円
恒久平和を願う「獅子吼(ししく)乃搭」
おきなわワールドの入り口をくぐるとすぐ見えてくる獅子吼(ししく)乃搭。玉泉洞の開園40周年を機に、2012年に建立されました。シーサーの元となったといわれる獅子をモニュメントとして使用しており、沖縄の文化と歩んできた歴史の原点を感じさせるものとなっています。
獅子吼乃搭は、5体・3種類の大獅子で構成され、中央に壷屋焼シーサー、左右に2対の希少な中国産大獅子(鶏血石:玉石)と唐三彩(陶器)の獅子像が鎮座しています。
本獅子一対は1985年に開催された「科学万博(つくば万博)」で中国館の入り口に飾られていたもので、中国と沖縄の文化交流の象徴として譲渡されたものです。緑釉・黄色・鉄釉、三色による加飾技法は唐の時代に始まり今日におよんでいるもので、一般に「唐三彩」と呼ばれています。
仿明太祖孝陵の石獅子本獅子像一対は、中国南京にある明の太祖孝陵の参道に据えられた石獅子を中国桃源の彫工房で忠実に復元製作されたものです。原作の製作年代は1400年代初頭と考えられ、また材質は玉石の鶏血石で、大変硬く彫刻が難しいものです。
獅子1体が約2トンあり軽自動車2台分の重量になります。
このモニュメントは、邪気を祓い多くの福を招きいれ、沖縄から世界の恒久平和の願いが込められています。現在では来園者の写真スポットとして親しまれています。
おきなわワールド 所要時間
玉泉洞・王国村・ハブ博物公園など見学するだけで約2~3時間ほど。アトラクション[スーパーエイサーショー・ハブのショー]観覧時間を入れると追加1時間。伝統工芸の体験やランチなど含めると半日程必要です。時間に余裕を持って、おきなわワールドをお楽しみ下さい。
おきなわワールドがある南部は那覇空港からは近いのですが、中部から北部にかけて観光地や人気ホテルなどが多いために、どうしても見逃しがちになるようですが、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
